利尿薬:ナトリックス(インダパミド)
利尿薬:ナトリックス(インダパミド)
インダパミドは薬理作用はチアジド系利尿薬に類似しているが、化学構造がチアジド系利尿薬と異なるため、非チアジド系に分類される。インダパミド(商品名:ナトリックス)は遠位尿細管と呼ばれる部分に作用する。
インダパミド(商品名:ナトリックス)の特徴
?利尿剤は古くから高血圧の治療に用いられてきました。この利尿剤は高血圧治療の主役ではないとはいえ、その使用量は大きい。
インダパミド(商品名:ナトリックス)は、1日1回の投与で24時間にわたって降圧効果を発揮する薬剤です。長期間の投与でも作用が減弱することはなく、持続的に血圧を低下させることができます。
主な副作用は、血圧を下げることによるめまいや倦怠感などです。また、ナトリウムの排泄が作用機序であるため、低ナトリウム血症が重大な副作用として知られています。その他の副作用として、低カリウム血症があらわれることがあります。
このような特徴から、インダパミド(商品名:ナトリックス)は、尿量を増やすことで血圧を下げ、高血圧による合併症を予防する薬とされています。