骨粗しょう症(骨粗鬆症)治療薬記事一覧

カルシウム製剤:L-アスパラギン酸カルシウム(商品名:アスパラ-CA)カルシウム製剤骨の成分としてはカルシウムが有名です。そのため、食事からのカルシウム摂取量が減っている場合であれば、骨を十分に作ることができなくなります。そこで、薬によって外からカルシウムを補うことができれば、骨粗しょう症を予防することができるはずです。このように、カルシウムを補うことで骨粗しょう症を治療する薬としてL-アスパラギ...

ビタミンK2製剤:メナテトレノン(商品名:グラケー)骨の形成に関わる栄養素としてはカルシウムだけでなく、ビタミンKも重要となります。ビタミンKは骨が作られる過程を促します。また、それと同時に骨が壊される過程を抑制する作用も知られています。そのため、ビタミンKを外から補うことによって骨粗しょう症を治療することができます。このように、ビタミンKを補う骨粗しょう症治療薬としてメナテトレノン(商品名:グラ...

活性型ビタミンD3製剤:アルファカルシドール(商品名:アルファロール、ワンアルファ)骨を作るためにはカルシウムが必要となります。ただし、実際にはカルシウムだけでは不十分であり、カルシウムの吸収や骨の形成にはビタミンDの作用が必要になります。そこで、ビタミンD3製剤を投与することによって骨粗鬆症を治療することがあります。このようなビタミンD3製剤の1つとしてアルファカルシドール(商品名:アルファロー...

活性型ビタミンD3製剤:カルシトリオール(商品名:ロカルトロール)骨粗鬆症の治療薬としてビタミンDが重要になります。骨の構成成分としてカルシウムが有名ですが、カルシウム単独では腸からの吸収が悪いために骨の成分として利用されにくいです。しかし、ここにビタミンDが作用することによって「腸からのカルシウム吸収」や「骨の形成」が促されるようになります。そこで、骨粗しょう症の治療では「このビタミンDを薬とし...

活性型ビタミンD3製剤:エルデカルシトール(商品名:エディロール)骨の成分としてカルシウムが重要ですが、このカルシウムが骨の成分として利用されるためにはビタミンDの作用が必要になります。ビタミンDを外から補う事によって骨粗しょう症を治療することができます。このような種類の骨粗しょう症治療薬を活性型ビタミンD3製剤と呼びます。このビタミンD3製剤の1つとしてエルデカルシトール(商品名:エディロール)...

ビスホスホネート製剤(BP製剤):リセドロン酸(商品名:ベネット、アクトネル)骨がスカスカになることによって骨折が起きやすくなる病気として骨粗しょう症があります。これを回避するため、骨粗しょう症患者に対しては骨を強くさせる薬を使用することがあります。この骨粗しょう症治療薬の中でも、ビスホスホネート製剤(BP製剤)と呼ばれる種類の薬があります。このビスホスホネート製剤(BP製剤)の1つとして、リセド...

ビスホスホネート製剤(BP製剤):アレンドロン酸(商品名:フォサマック、ボナロン)骨折を起こすと日々の生活が制限されます。さらに、骨折は「寝たきり」原因の上位を占めています。そのため、骨折を予防することは寝たきりを防ぐことにも繋がります。階段から落ちるなどの衝撃が加わると、誰でも骨折してしまいます。しかし、中には日常生活の動作で骨折してしまう人がいます。骨がスカスカになる骨粗しょう症では、普通に生...

ビスホスホネート製剤(BP製剤):ミノドロン酸(商品名:ボノテオ、リカルボン)骨粗鬆症患者では、骨の代謝に異常が起こっています。骨が作られる過程(骨形成)が弱くなり、骨が壊される過程(骨吸収)が強くなっているのです。そこで、この骨代謝を正常な状態に戻してやります。この時、骨が壊される過程(骨吸収)を抑制する薬としてミノドロン酸(商品名:ボノテオ、リカルボン)があります。ビスホスホネート製剤(BP製...

ビスホスホネート製剤(BP製剤):イバンドロン酸(商品名:ボンビバ)骨がスカスカになって脆くなってしまう病気として骨粗しょう症があります。正常な人であっても、強い衝撃が与えられると骨折してしまいます。しかし、骨粗しょう症では咳をするなど、ちょっとした事で骨折するようになります。骨折は寝たきりの原因にもなるため、骨粗鬆症の予防は重要になります。これら骨粗しょう症の治療としてイバンドロン酸(商品名:ボ...

ビスホスホネート製剤(BP製剤):ゾレドロン酸(商品名:リクラスト)骨がスカスカになって脆くなってしまう病気として、骨粗しょう症があります。骨粗しょう症では骨が弱くなってしまうため、骨折のリスクが高くなります。お年寄りであれば、筋力が弱ることによって転倒することがあります。このとき骨が弱ければ、転倒したときに骨折してしまうことがあります。特に大腿骨(太ももの付け根)を骨折すると、その後寝たきりにな...

選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM):ラロキシフェン(商品名:エビスタ)骨粗鬆症は女性に多い病気です。この理由として、骨形成に女性ホルモンの作用が大きく関わっていることがあります。閉経後の女性では女性ホルモンの分泌が大幅に減ってしまいます。その結果、骨量の減少を招くことで骨粗しょう症を発症しやすくなります。この閉経後の女性に対する骨粗しょう症治療薬としてラロキシフェン(商品名:エビス...

選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM):バゼドキシフェン(商品名:ビビアント)女性は男性に比べて、骨粗しょう症を起こしやすいです。特に、閉経後の女性では急激に骨量が減少するため、骨粗しょう症を発症しやすくなります。これを避けるために、閉経後の女性に対して使用される薬としてバゼドキシフェン(商品名:ビビアント)があります。バゼドキシフェンは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM...

副甲状腺ホルモン(PTH):テリパラチド(商品名:フォルテオ、テリボン)ホルモンの中には骨代謝に関わっているホルモンが存在します。このホルモンの一つとして、副甲状腺ホルモンがあります。副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進することで、血中のカルシウム濃度を上げます。このような血液中のカルシウム濃度の上昇は、骨に存在するカルシウムが血液の中に溶け出すために起こります。これらの副甲状腺ホルモンの作用のため、常...

抗LANKリガンドモノクローナル抗体:デノスマブ(商品名:プラリア)骨粗鬆症は骨がスカスカになる病気であり、骨の成分が溶け出していくことで骨折が起こりやすくなってしまいます。そこで、6ヶ月に1回注射を行うことで骨粗しょう症を治療する薬としてデノスマブ(商品名:プラリア)があります。皮下に注射する製剤であり、プラリア皮下注として使用されます。プラリア(一般名:デノスマブ)が作用する標的は骨が溶け出す...

抗スクレロスチンモノクローナル抗体:ロモソズマブ骨が脆くなってしまう病気として、骨粗しょう症があります。骨粗しょう症の患者さんでは、骨がスカスカになってしまうことによってつまずいたり咳き込んだりなど、ちょっとしたことで骨折してしまいます。また、骨粗しょう症による骨折は寝たきり原因になる理由の上位です。足の付け根にある大腿骨(だいたいこつ)を骨折してしまうと、そのまま寝たきりになるリスクが高まるので...