抗てんかん薬記事一覧

ヒダントイン系:フェニトイン(商品名:アレビアチン、ヒダントール)脳細胞は神経細胞の集まりであり、複雑なネットワークを形成しています。ただ、この神経系に異常な信号伝達の興奮が起こること、けいれんや意識障害を引き起こすことがあります。このような病気をてんかんと呼びます。 そこで、てんかんによる発作を抑えることで病気を治療する薬としてフェニトイン(商品名:アレビアチン、ヒダントール)があります。フェニ...

ベンゾジアゼピン系:クロナゼパム(商品名:リボトリール、ランドセン)けいれんや意識障害を引き起こす病気として、てんかんが知られています。てんかんは脳に存在する神経細胞の異常によって起こります。 そこで、てんかんによる発作を予防・治療するために用いられる薬としてクロナゼパム(商品名:リボトリール、ランドセン)があります。クロナゼパムはベンゾジアゼピン系薬と呼ばれる種類の薬になります。  クロナゼパム...

ベンゾジアゼピン系:クロバザム(商品名:マイスタン)脳の神経細胞に異常な電気的放出が起こることによって「てんかん」を生じます。てんかんでは、突然けいれんが起きたり、意識消失を伴ったりします。小児に多い疾患でもあります。 そこで、てんかんによる発作を予防するために使用される薬としてクロバザム(商品名:マイスタン)があります。クロバザムはベンゾジアゼピン系薬と呼ばれる種類の薬になります。  クロバザム...

ベンゾジアゼピン系:ジアゼパム(商品名:セルシン、ホリゾン)単なる不安ではなく、呼吸困難に陥るほど強烈な不安に襲われることがあります。これら不安や緊張は脳の異常によって起こる病気であり、治療が必要になります。 そこで、不安・緊張状態を和らげる薬としてジアゼパム(商品名:セルシン、ホリゾン)が使用されます。ジアゼパムはベンゾジアゼピン系薬(BZ薬)と呼ばれる種類の薬になります。 不安症状を改善する薬...

ベンゾジアゼピン系:ジアゼパム(商品名:ダイアップ)乳児が発熱を起こすと、けいれんを生じることがあります。これを、熱性けいれんと呼びます。男女差はなく、熱性けいれんは6か月から6歳に多いです。 そこで、熱性けいれんを治療するために用いられる薬としてジアゼパム(商品名:ダイアップ)があります。ジアゼパムはベンゾジアゼピン系薬と呼ばれる種類の薬になります。 けいれんを引き起こす病気として「てんかん」が...

バルプロ酸ナトリウム(商品名:デパケン、セレニカ)脳の神経伝達に異常が起こることにより、けいれんや意識消失などの症状が表れる病気として「てんかん」が知られています。3歳以下の発病が最も多く、全体のうち80%は18歳以前に発症すると言われています。 そこで、てんかん発作を予防するために用いられる薬としてバルプロ酸ナトリウム(商品名:デパケン、セレニカ)があります。バルプロ酸ナトリウムはGABAトラン...

カルバマゼピン(商品名:テグレトール)てんかんは脳の神経細胞に異常が起こることによって発生します。突然けいれんを引き起こしたり、意識消失が起こったりします。 そこで、てんかんによる発作を予防するために使用される薬としてカルバマゼピン(商品名:テグレトール)があります。カルバマゼピンはNaチャネル阻害薬と呼ばれる種類の薬になります。 てんかんの治療だけでなく、カルバマゼピン(商品名:テグレトール)は...

ゾニサミド(商品名:エクセグラン)突然、意識を失ったり、けいれんを起こしたりする病気として「てんかん」が知られています。脳は一定のリズムで電気信号が流れています。この電気信号が突発的に過剰に放出されると、てんかん発作を起こしてしまいます。 そこで、てんかんによる発作を予防するために使用される薬としてゾニサミド(商品名:エクセグラン)があります。ゾニサミドはてんかんによる電気信号をコントロールするこ...

ガバペンチン(商品名:ガバペン)脳に存在する神経細胞の異常により、けいれんや意識消失などが起こる病気として「てんかん」が知られています。てんかん発作は「脳の電気的な嵐」と例えられますが、脳の異常な神経興奮によって、てんかん症状が引き起こされます。 そこで、てんかん発作を予防するために用いられる薬としてガバペンチン(商品名:ガバペン)があります。てんかんを治療するためだけでなく、ガバペンチンは神経痛...

トピラマート(商品名:トピナ)脳の神経細胞に異常な電気信号が発生することにより、けいれんや意識消失などの症状を引き起こす病気として「てんかん」が知られています。何度もてんかん発作を引き起こすと、さらに発作を生じやすくなります。そこで、てんかん発作を薬によって防止します。 てんかん発作を予防・治療するために用いられる薬としてトピラマート(商品名:トピナ)があります。トピラマートは神経細胞の電気信号を...

レベチラセタム(商品名:イーケプラ)突然、意識を失って反応が無くなったり、けいれんを引き起こしたりする病気として「てんかん」が知られています。脳は神経細胞が集積している器官ですが、ここに異常な電気刺激が発生することでてんかん発作が起こります。 そこで、てんかんによる発作を予防する薬としてレベチラセタム(商品名:イーケプラ)があります。てんかんの中でも、部分発作を治療するために使用される薬です。  ...

スチリペントール(商品名:デュアコミット)てんかんは、突然けいれんが起きたり、意識消失が起こったりする病気です。てんかんによる発作が起こっているとき、「脳に電気的な嵐が起こっている」と表現されます。脳に異常な電気刺激が生じることでてんかんを発症するのです。 そこで、てんかん発作を予防・治療するために使用される薬としてスチリペントール(商品名:デュアコミット)が知られています。スチリペントールは乳児...

ペランパネル(商品名:フィコンパ)脳内では、神経細胞によって電気信号のやり取りが行われています。ただ、人によってはこのときの「脳内での電気興奮」に異常を生じることがあります。その結果、痙攣(けいれん)や意識消失が起こります。こうした病気をてんかんといいます。 そこで、神経の過剰な興奮を抑えることによって、てんかん発作が起こらないように治療する薬としてペランパネル(商品名:フィコンパ)があります。ペ...

ラコサミド(商品名:ビムパット)脳内の異常によって急に意識を失ったり、けいれんを引き起こしたりする病気として「てんかん」があります。それまでの正常な状態であったとしても、てんかん発作が起こると意識消失などの症状が表れるようになります。 てんかんには種類があり、症状によって分けられます。そうしたてんかんの中でも、部分発作の治療薬として開発された薬がラコサミド(商品名:ビムパット)です。ラコサミドはて...